初めてお迎えしたセキセイインコのグーちゃんは、羽根は生え揃っていたけど、まだ挿餌をあげなきゃいけなかった。
最初は、ペットショップで教えてもらったものを買ってあげていた。
具体的には、アワ玉をふやかして、そこにフォーミュラーを混ぜたもの。
冷えると食べなくなるから、温度を測って40℃くらいを保っていた。
初めてのインコだったのもあり、大量に本を買いあさって読んだ。
ある本には、栄養を補うのに混ぜたほうがいいものが載ってた。
それを試してみた時のこと。
セキセイインコに挿餌をあげた後のこと
最初は、アワ玉とケイティのフォーミュラーを混ぜたものだけを食べさせてた。
グーちゃんは「ぴぃーぴぃー!!」と鳴きながら、すごい勢いで食べてた。
何の疑いもなく、そのまま食べさせていたが、どんどん勉強するうちに栄養が足りないんじゃないかと思った。
アワ玉に青菜をすったものとボレー粉を砕いたものを混ぜて、栄養たっぷりにして、丈夫な体を作りましょう!
そして、しっかり洗って乾かしたボレー粉をすり鉢で細かくしたものと、小松菜の粉末をアワ玉に混ぜて食べさせた。
その時は普通にいつも通り食べた。
しばらくしてから、パラパラパラという音がした。
グーちゃんが首を振って、吐いていた。
インコが吐いたとき考えられる病気、本には「そのう炎」「食滞」「メガバクテリア」などが並んでる。
半泣きになり、病院を探した。
動物病院(犬、猫、小動物)に行く
小鳥を診られる病院は少ない。。。
それは本にも載っていること。
保温をし、グーちゃんをよく観察してみた。
吐いた後の様子
首を振ってゴハンをまき散らすように吐いていた。
本には病的な吐き方だと載っている。
全部吐き終わったのか、しばらくするとスッキリしたらしく、ピョロリピョロリと鳴きだした。
頭は汚れるほどは、吐かなかったらしい。
吐いた後は、グッタリもしてなかったし、いつもと変わらない様子だった。
病院に電話して聞いてみる
ハムスターを診てもらってた病院に電話してみた。
ウチのハムスターをよく診てくれた優しい男の先生。
内科的なことしかできないけど、いいですか?それなら連れてきてください
他に動物病院を知らないから、藁にもすがる思いだった。
診察してもらった
まだお迎えしたばかりなら、手に乗らないよねぇ?
と言われたが、グーちゃんは来た時から手に乗った。
初めてのインコがこれだから、指を出せばインコはすぐに乗るものだと思っていた。
数年後、それは大いなる勘違いだと気づかされる。
先生の手にもグーちゃんはすぐに乗った。
視診の後、手に載せたまま、そのうとおなかを触診。
グーちゃんは触診の最中に、先生の腕を走っていき、肩まで行ってしまった。
先生が「あらららら~」と言いながら、笑ってた。
ウチでは検査などはできませんが、外見上は異常は見られません。
吐き気止めとおなかのお薬を出しますので、様子を見てください。
お薬はクチバシ脇につけてあげれば飲みますよ
甘い味にしてくれたようで、グーちゃんは自分からお薬を飲んでくれた。
今回吐いたのは、この一回だけだった。
今回の考察
今回、グーちゃんが吐いてしまった原因はいくつか考えられる。
・食べ慣れないゴハンを食べさせられた
・寒かった(1月)から、保温が足りなかった
・家族の出入りが多い部屋にいたため、ストレスがかかった
思いつく限り、原因と思われるものを排除しなければならないので、解決策として次のことを行った。
・ゴハンはもとのアワ玉+フォーミュラーに戻す
・バスタオルで周りを囲み、さらにダンボールで補強して温度が逃げないようにする
・私の部屋に移し、静かに過ごせる時間も作る
お薬が効いたのか、対策が良かったのか、それからはグーちゃんは吐くことはなかった。
以上のことから、今回は細菌やウイルスによる感染症が原因の嘔吐ではなかったと考えられる。
あとがき
素人だと、書籍で読んだもので、良いと思われることは実行したくなるもの。
特に、体の成長や免疫にかかわることならなおさら、やってあげたいと思う。
今回は良かれと思ってやったことが、グーちゃんにとっては逆に体の調子を崩すものだった。
もし、いきなり変えるのではなく、少しずつ量を増やして慣らしていけば、また結果は違ったのかもしれない。
また、吐いたもの、吐いているときの様子、吐いた後の様子などを観察することで、対策を考えることができる。
例えば、食べると吐いてしまうならビタミン剤や栄養剤を混ぜた水分だけ取らせる、膨らんでいるならケージを小さいものに変えて保温効果を高めるなど。
しかし、本に書かれていることが、すべてのインコさんに当てはまるはずもなく。。。
やっぱりそれは目安として、自分の子に必要なものは自分で見極めていかなければいけない。